半島 2018 5 12

 今から数十年前、
私は、大学生の頃、地政学を学びました。
 これは、学部の授業とは関係なく、
自主学習で学びました。
 今でこそ、地政学は有名ですが、
数十年前は、マイナーな学問だったので、
教えてくれる先生もなく、
自力で学ぶしかなかったのです。
 地政学を学んで、当時の私が思ったことは、
半島に国家を築いてはいけないということです。
 なぜかというと、半島は、
「陸の勢力」と「海の勢力」のパワーが衝突する場所だからです。
 このように書くと抽象的でわかりにくいので、
具体的に書くと、朝鮮半島では、
「陸の勢力」が中国であり、「海の勢力」がアメリカです。
(海の勢力に、日本も入るでしょう)
 さて、トランプ政権が、
「今にも戦争をするぞ」と北朝鮮に圧力をかけた結果、
思わぬ効果が出ています。
 それは、中国と北朝鮮の関係改善です。
今まで、北朝鮮は、
中国の重要な行事の日に合わせて、
核実験や弾道ミサイル発射を繰り返して、
中国のメンツをつぶしてきました。
このため、中国と北朝鮮の関係は、険悪なムードになっていました。
 しかし、トランプ政権の強烈な圧力で、
北朝鮮は、生き残るためには、
中国に近寄るしかなかったと思います。
 中国としては、予定外の果実となったか、
それとも、朝鮮半島政策は、「米中合作」だったかもしれません。
 ただし、こうした小さな流れが、
未来を変えてしまう「きっかけ」になってしまうかもしれません。
つまり、別の未来を発生させるか、それとも未来を確定させるか。
 それは、朝鮮半島全体が「朝鮮自治区」になるという未来です。
つまり、日本は、対馬沖で、中国と国境を接することになるのです。
 未来は、時には、分岐して存在して、
時には、重なり合って存在していますが、
あることが「きっかけ」となって確定する場合があります。











































































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